山行記録 『音江連山』

音江連山の概要

概要

音江連山は深川市街地より南、眼前にせまる山並みで左端のピークが沖里河山(802.1メートル)、中央部に無名山(804メートル)、次が音江山東尾根稜線ピーク(750メートル)、このすぐ手前の肩が音江山分岐点となり、右端のピークが音江山(795.6メートル)となっている。 中央の無名山のはるか奥にイルムケップ山(864.5メートル)があるが、無名山の陰で深川から見えない。

出典「イルムケップスカイライン・音江連山登山コース」『北海道ふかがわ観光サイト』

標高

  • 沖里河山:802.1m
  • 無名山 :804m
  • 音江山 :795.6m
  • 主な登山ルート

  • 沖里河山コース:約2時間30分
  • 旧温泉コーズ:約2時間45分
  • 『北海道ふかがわ観光サイト』より コース図

    リンク

  • 北海道ふかがわ観光サイト
  • 山行内容

    登山形態

    縦走

    日程

    2015年5月24日(日帰り)

    ルート

    沖里河山〜無名山〜音江山〜剣山〜旧沖里河温泉〜イルケップスカイラインコース

    最大標高差:532m

    メンバー

    2名(父娘)

    地図


    コースタイム

    今年初めての登山+小6の娘との登山ということで低山を求め旭川市街から約1時間の場所にある音江連山へ行ってきました。この山は初めての山でしたが深川の道の駅に案内板があるため数年前から興味を持っていました。自分のことだけを考えると物足りないけど子供と登るならちょうど良さそうな山で縦走を経験することもできる素敵な連山です。

    戸外炉峠のネコバス

    天候は予報通りの曇りのち晴れ。登山口に向かう途中で立ち寄った戸外炉(トトロ)峠でネコバスに出会いました。峠の駐車場から深川市を見渡すと確かにネコバスが出そうな水田が広がってました。


    イルムケップスカイラインの入り口看板

    沖里河山へのアクセスは「イルムケップスカイライン」という道路を利用するのですが、深川市街方向から見て右側にちっちゃな看板があるので見逃さないでください。「イルムケップスカイライン」という名前からそれなりに近代的な道路を想像していたのですが実際は車1台が通れるだけの砂利道がずっと続いているだけ。思わず笑ってしまいました。あの道路にカタカナの名称を付けるなんて深川市はハートが強いですね!

    イルムケップスカイラインの看板

    途中、山菜採りの車を横目に見ながら沖里河山へ向かい駐車場入り口にたどり着くとそこだけ結構な量の雪が残っていたため駐車場に入ることができず3台ほど路駐している車がありました。他に停められそうな場所もないので僕もその中に混じり山へ向かうことにしました。

    沖里河山 駐車場

    沖里河山 残雪と駐車場看板 沖里河山 駐車場 沖里河山 駐車場の案内板

    沖里河山の駐車場は普通車十数台が停められそうなスペースがありましたがトイレはありません。トイレは先述した戸外炉峠の駐車場が登山口に一番近いトイレのようですが、朝7時半頃に寄った時にはトイレにシャッターが下りていましたので注意してください。

    沖里河山

    沖里河山に続く階段 沖里河山山頂 沖里河山山頂の望遠鏡

    駐車場から続く段差の大きな枕木の階段を数十段昇るとあっという間に最初の山頂「沖里河山」(標高802.1m)に到着。昔ながらの望遠鏡が設置してありなんか懐かしい気分にさせてくれました。

    無名山

    無名山近くの立派な樹 野草 野草 野草 無名山山頂

    沖里河山を出発して30分弱で「無名山」(標高804m)に到着。途中、雰囲気あり気な樹や高山(?)植物をちらほら目にしたがまだ植物を愛でるほどの経験を積んでいないのでとりあえず写真におさめて通り過ぎた。

    ところでこの無名山だが国土地理院の地形図を見てもグーグルマップを見てもこの山の表記はなく、無名山という名の山ではなく本当に名がない山なのかもしれない。その割には山頂に立派な看板が設置されていた。う〜ん謎だ。

    音江山

    無名山と沖里河温泉の分岐点

    無名山を出発してから1時間強で音江山に到着。駐車場を出発してからずっとよく整備された歩きやすい道ではあったが、無名山と旧沖里川温泉(旧鳩の湯温泉)への分岐点を過ぎてからは地面がふかふかしていて特に歩きやすかった。足元の竹の子ばかりを気にして歩いていたらいつの間にか山頂についてしまった。

    音江山山頂

    山頂は10名ほどが休憩できる程度のスペースはあるが周りが高さ1.5mほどの藪に囲まれているため景色が良いとは言えません。晴れている日は日本海が見えるらしいので楽しみにしていたのですが雨上がりのため空気が湿気ていて遠くを望むことはできませんでした。ここでゆっくり休憩しようと思っていたのですが座っていても藪しか見えないのと虫がではじめたので早々に下山を開始しました。

    剣山

    深川市を見下ろす さるの腰掛 さるの腰掛

    山頂を出発してとりあえず先ほど登ってきた道を下る。分岐点を北の方向に曲がり今度は旧沖里河山温泉を目指す。

    初めての山ですが以前似たようなところを歩いたことがあるような気がして歩きながら今まで登った山道を思い出してみた。今までに登った山は数えるほどしかないのですぐに思い出した。どうやらこの道はこの道は手稲山の北尾根ルートに似ているようです。どちらも山の北側の森を下るルート、山の向こうには街がありたまに開けたところから人工物が見える。ところどころ旧な斜面がありこちら側から登り始めなくて良かったねと娘と話しながら下りました。

    剣山の分岐点

    前方に分岐点を示す道標が見えた。看板には剣山と書いてある。僕たちの行こうとしている方向は「鳩の湯温泉」と書かれている。手元の地図(国土地理院の「イルムケップ山」地形図)を見ると剣山も鳩の湯温泉も見当たりません。また、地図によると音江山からここに来るまでの間に幾つかの分岐点を通過するはずでしたが分岐点らしい分岐点はここが初めて。今回の山行で唯一不安になった瞬間でしたが道端に「音江連山登山コース」という看板が出ているのでコースを外れていないのは間違いないと思いそのまま前進しました。

    登山口が近くなると道が悪くなりぬかるんだ道が出てきましたがグチョグチョの場所には枕木が敷かれていたのでそれほど足元を汚さずに済みました。

    音江連山登山コース入り口の看板

    スタート地点である沖里河山の駐車場を出発してから3時間12分で沖里河山温泉側の登山口に到着です。車が5台ほど停まっていて駐車場に入らない車は路駐していました。

    イルムケップスカイライン入り口

    さて、本来の音江山連山の縦走コースならここで終了ですが、車をスタート地点に残してきたのでここからはあのイルムケップスカイラインを通ってスタート地点を目指しました。

    娘の体力を考え音江山からそのまま引き返さずに一度下山して車道を戻ろうと考えたのですがこれは逆効果だったようです。娘的には「山道の方が良かった」とのこと。5キロほどの上り坂(砂利道)をただひたすら登り続けるだけ。山道を戻ることを考えれば半分以下の時間で戻れるのですが、気持ち的には倍くらい疲れました。登山は山道を歩くのに限りますね!砂利道を登ること1時間17分でやっとスタート地点に戻ることができました。


    2015年5月25日