山行記録 『樽前山』
概要 |
出典「登ろういぶりの山 山登りまち巡りガイド-樽前山- 」『胆振総合振興局』2016年7月12日現在 |
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標高 |
1,041m |
主な登山ルート |
出典『山登り参考ガイド図 | 登ろういぶりの山 山登りまち巡りガイド-樽前山- 』 |
リンク |
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登山形態 |
ピストン |
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日程 |
2016年7月9日(日帰り) |
ルート |
7合目からの東山コース 標高差:362m |
メンバー |
家族4人(子供:中1・小2) |
アクセス |
自動車 |
地図 |
山ガール量産計画
1923年、エベレスト初登頂を目指していたジョージ・マロリーがなぜエベレストに登るのかと尋ねられ「そこに山があるから」と答えたそうです。(誤訳らしいけど)
ぼくが山を登る理由も似たようなものです。「そこに山ガールいるから」…
とは言っても登る山が悪いのか実際に山行中に山ガールに出会うのは稀です。そこで思いつきました。幸い我が家には3人の女性がいます。日本に2人の山ガールと1人の山婦人家を増やすべく行動に移りました。
小2の女の子でも登れる山を探し、もともと運動をしない嫁にどんなに登りやすい山かを説明し、帰りにコストコに寄って買い物をするという条件付きでなんとか説得することに成功しました。
当日早朝に札幌を出発。なぜか正面に羊蹄山らしき山が見える。浮かれすぎて道を間違えたことにも気づかず支笏湖を時計回りに行くところを反時計回りの喜茂別町経由でのアクセス(ー ー;)嫁が怒り出すんじゃないかとヒヤヒヤしました。
7合目登山口 〜 東山山頂
5合目の登山口に近づくと路肩は車でいっぱい。ゲートまで行ったところで係のおじさんに「7合目駐車場はいっぱいですよ!」と告げられました。ここから7合目までは歩いてどれくらいかかるか尋ねると約40分ほどとのこと。普通なら問題ない距離だけど今回は普通じゃないんです。どうしようかと思っていたら「もうちょっと待ってたら入れますよ」との情報をいただきとりあえず待つことに決定。10分ほど待ったところでGOサインをいただき7合目へ向け車で出発。5合目ゲートを越えると砂利道となり、道幅が狭いうえ道の両端は深い側溝で対向車とすれ違う時に少し怖い思いをしました。
7合目駐車場は当然ながら車であふれ、係員が来る前に入った車なんだろうか駐車場に続く道の両端にもぎっしりと駐車してありました。
駐車場にはボットンタイプですが大きめのトイレ小屋が建てられていて出発前にここで用を足すことができます。が、虫がいっぱいいたため子供はトイレに入ることができませんでした。30分ほど前にトイレに寄ったのでとりあえず問題なし。
登山ポストで必要事項を記入し登山開始。
登山口から数百メートルの間は低山らしい木々に囲まれた中を進みます。土留めのための階段があるので大人にはそれなりに登りやすいのですが、場所によっては段差が50センチ近くあるため下の子は四肢を使っての登山となりました。でもすごい楽しそう^ ^
10分ほど歩き振り返ると眼下に支笏湖と周りの自然の景色が飛び込んできます。
樹林を抜ける頃には道は軽石の砂れきへと変わり、とても滑りやすくなるので注意が必要です。何度もスリップしましたが誰も転ばずに進むことができました。転んだとしても滑落するほどの道ではないので親としても安心です。
傾斜が緩くなってくるともう少しで外輪山
それまでほとんど気にならなかったのに外輪山に出た途端に突風であおられ慌ててピークシェルを着ました。
ここまで来たら樽前山の一応の頂上である東山まではあと少し。距離にして300メートルです。
雲が次から次へと押し寄せてくるため樽前山のドームは見えません。
ここから先は子供が風で飛ばされないよう手をつないで登ることになりました。たった300メートルが長く感じる。
東山山頂
登山開始約1時間で家族揃って無事登頂しました。休憩を3回とっても1時間で登れるなんて下調べ通り初心者向けの良山ですね!
樽前山の本当の山頂はドーム最上部なのですが、現在は立ち入ることができないのでここが事実上のピークとなります。
相変わらず風は吹き続けていましたが、お陰で雲が流れドームと支笏湖が望めるようになりました。
山頂には5組ほど先客がいましたが広い空き地となっており、またすぐ隣にケルンが積まれたスペースもあるので休憩場所に困ることはなさそうです。
ケルンを風除けにして昼食をとり記念撮影、一休みして下山開始!
下山を始めるとすぐに爆風に襲われました。左はその時の動画です。
ビデオ再生に対応しているブラウザからは見られるようです。慣れないことをしてすいません。何事も挑戦ということで許してください^_^;
それにしてもiPhoneって便利ですよね!写真、動画撮影や道案内のアプリで現在地まで教えてくれるんです。ホント手放せません。
外輪山を出ると嘘のように風が止み再び暑くなってきました。多くの方がここでアウターを脱ぎ、靴の中に入った小石を出してました。
下りは天気が良ければ前方の景色を楽しみながら歩くことができます。登って来た時以上に軽石で滑りやすいのと前述したように階段が高いので登山口直前まで子供の手を取って歩くことになりました。体力的に楽でしたが神経的に疲れました。
歩き始めて40分ほどで登山口に到着
下山後は登山口からほんの少し降りたところにある7合目ヒュッテを見学させてもらいました。管理人さんは常時詰めているとのことでしたが、あくまでも緊急用の避難小屋であって一般登山者の泊り等はさせてもらえないとのことでした。
子供も(嫁も)文句一つ言わずに登山を楽しんでくれたようです。また付き合ってくれるかはわかりませんが来て本当に良かった!
車に乗り込んだあと子供は5合目ゲートを出る頃にはすっかり寝入っていました。
2015年7月12日