ハイキング　『男山自然公園』

毎年雪解けが進む４月中頃から５月頃までの約１ヶ月間しか開園していない男山自然公園

道内最大級のカタクリの群生地とあって開花の時期が近づくとローカルニュースや新聞などでしばしば取り上げられている。近場を車で通ることがあり数年前から気になってはいたのだが、なかなか都合がつかず行けないでいた。

特に花に興味があるというわけではないのだが、家族でハイキングに行くということに憧れがあった。普通の山なら一緒に来てくれないだろうが花が綺麗なここなら妻も付き合ってくれるだろうと平成２６年閉園間近になって半ば無理やり家族を連れてきた。

入口近くの仮設案内所兼売店でパンフレットを頂いた時に案内員の方が「時期が過ぎてしまったのでもうカタクリはほとんど咲いていませんよ。」と教えてくれた。妻や子供は悲しがるかもしれないがハイキングが目的である僕にとっては大した問題ではなかった。

公園の入り口には「この散策路は全長が約850mありゆっくり歩くと30〜40分ほどかかります。はじめの200mは少し勾配がきついですが、そのあとの450m地点までの間はゆるやかです。のこりは登りもありますが、全般的に下りが多いです。」と書かれた看板がたっていた。当たり前だが実際その通りで、最初だけきつめの上り坂があり、あとは多少アップダウンはあるものの下りが多く歩きやすい道であった。

カタクリは案内員の方が言っていたように満開の時期はとっくに過ぎていたが、それでもカタクリのほか、桜などが咲いていて楽しむことができた。もともとが花の観賞を楽しむための公園であって大人のハイキングコースとしては物足りないが、就学前の子供が歩ききるにはちょうど良い距離とアップダウンである。また、コース中にベンチや案内板が多く全体として親切な公園であるという印象を受けた。

散策後入口近くにあったおみやげ屋さんで冷たい甘酒をいただき、駐車場横にあった遊具で子供達とたっぷり遊んで家路に着いた。

2015年2月15日