山行記録(番外編) 『天売島』

天売島の概要

概要

天売島(てうりとう)は、北海道留萌振興局管内の苫前郡羽幌町にある羽幌港の西30kmの日本海に浮かぶ島。島の東側に並んで浮かぶ焼尻島とともに羽幌町に属している。

面積5.50km2、周囲約12㎞、人口は377人(平成22年4月現在)。島の名は、アイヌ語の「テウレ」(魚の背腸)、もしくは「チュウレ」(足)に由来すると言われている。

出典「天売島」『ウィキペディア』2015年12月29日現在

コース図

『天売島・焼尻島手書きまっぷPDF』より

リンク

  • 天売島・焼尻島手書きまっぷPDF
  • 天売島 | 羽幌沿海フェリー
  • 運行ダイヤ | 羽幌沿海フェリー
  • 苫前町の道の駅〜風Wとままえ
  • 内容

    登山形態

    サイクリング(ループ)

    日程

    2014年8月14日(日帰り)

    ルート

    天売フェリーターミナル〜赤岩〜観音崎展望台〜ロンババ浜

    メンバー

    5名

    アクセス

    車〜フェリー

    地図

    ここに地図が表示されます

    コースタイム

    道の駅 風W(ふわっと)

    富士山のページに引き続きサイトタイトルからは逸脱した内容となりますが平成26年に訪れた天売島でのサイクリングについてのまとめページです。

    天売島に沈む夕日

    お義父さんが幼い頃過ごしたという羽幌町にある天売・焼尻島。今回はお義父さんの要望もあり天売島にいくこととなりました。天売島へ行く手段は通常はフェリーのみで、当初は島の民宿を利用して泊まりで行こうと思っていたのですが万が一フェリーが出港しなかった時のことを考え、苫前町にある道の駅の「風W(ふわっと)とままえ」に泊まることにしました。ここは道の駅でありながら宿泊施設と温泉があり地元の方も多く利用しています。この日は運良く夕日が天売島に沈んでいく光景を見ることができました。事前に何の情報もなかったのでサプライズ的な光景に感動しちゃいました。

    羽幌沿海フェリーターミナル

    羽幌沿海フェリー おろろん2

    当日は朝早かったため通常の朝食の代わりに特製のお弁当をホテルの方に作っていただき、6時過ぎに慌ただしくチェックアウト。が、ホテルからフェリータミナルまでほとんど信号がなく予想以上に早く到着…。まぁ乗り遅れるよりはいっか!ということで記念撮影など済ませ乗船

    1時間半程度の船旅とはいえ空腹のままでは酔いやすいと思い、出港までの間に船内でホテルの方に用意していただいた朝食をパクリ。美味しくいただいたお弁当も出港後10分で入ってきたところからすべて出て行きました。天候はそこそこ良かったものの波が高く船内は地獄絵図。老若男女問わず8割がた袋を手にうずくまってました。

    天売港

    そんなこんなで9時ちょっと過ぎ予定通り天売島に到着!今日1日回復することはないと思われていた体調は土を踏んだとたんに回復し休憩することなく貸自転車屋さんに向かいました。

    貸自転車屋は島に2件あるようですが今回利用したのは先に目に付いた「和光丸」さん。お店は離島らしい良い意味でアバウトな感じ。1台あたり4時間800円(だったかな?)で4台をレンタルしました。早速自転車にまたがり島内1週の旅に出発!

    天売島内サイクリング

    出発後すぐに長い上り坂が現れる。まだまだ元気いっぱいなので5歳の娘を後部シートに乗せたまま一気に登り切った。ちょっと気がかりなのは御歳67歳のお義父さん。こちらの心配を払拭するかのように笑顔で登ってきた。10歳の長女も3_歳の嫁さんも景色を楽しみながらついてきた。

    坂を登りきると小さな街が現れる。途中郵便局で到達証明書の絵葉書をもらいつつ一休み。

    天売島のマムシの看板

    街を抜けると赤岩展望台まで一本道になります。ここから山道ですよ的なところにマムシ注意と書かれた看板、夏は特に注意が必要とのことですがいったいどのように気をつければいいのか。とりあえず草むらには入らないでおきましょう。


    キツイ上り坂で自転車を押す

    景色は綺麗だけど案内図に書いてある通りホントにキツイ登りが続きます。最初はムキになって自転車を漕ぎ続けたがすぐに諦め自転車を押すことになりました(^^;;

    赤岩展望台

    天売島赤岩展望台の灯台

    最初のポイント赤岩展望台に近づくにつれ道端にウトウの巣穴が見え始めました。6〜7月は繁殖のためウトウが島に溢れる(80万羽?!)らしいのですがこの日は8月の半ば。1ヶ月でこんなにも違うものかと思うほど鳥の姿は全くありませんでした。

    赤岩展望台の入り口付近にある真っ白な灯台。なんか素敵ですよね!


    ウトウの巣穴 ウトウの看板 ウミガラスの看板

    展望台までは木道が整備されています。木道の周りには所狭しとウトウの巣があり1ヶ月前にはこの巣穴にびっしりとウトウがいたことを思うとちょっとゾッとしつつ、この時期に来て正解だったのかな?とも思っちゃいました。

    赤岩

    展望台まで行くと眼前の光景に感動!特に目を引いたのが海の青さ!南国の海を思わせる色で、まさか北海道でこんな海を見ることができるとは思っていませんでした。泳いでみたいけど間違いなく冷たいんだろうなぁ

    観音岬(かんのんざき)展望台

    サイクリング

    赤岩展望台からの道も上り坂が続きますがここまでの道と比べれば楽なものです。経路途中にある海鳥観察舎には寄らずまっすぐ観音崎に向かいました。

    道はアップダウンの繰り返しですが、周りに高い木も少なく景色がいいので純粋にサイクリングを楽しめます。

    ゆっく〜り自転車を漕いで30分ほどで観音崎展望台に到着


    ハート型の崩

    観音岬展望台からの一番の展望は西側の崖にあるハート型の崩(かな?)。ガイド本では綺麗なハート型だったのですが、時期的に草木が生い茂っていたためかこの日見えたのは胸毛がわさわさと生えたハートでした(笑)。まぁこれはこれで良し!眺めは赤岩展望台の方が良かったかな。

    天売港

    天売島灯台

    観音岬を出たあとは結構急な下り道が続く。子供が路肩に突っ込んでいかないかとヒヤヒヤしたけど、長い下り坂は爽快!

    画像は坂の途中で見えた天売島灯台。周りに何もなく草原の中にポツンと建っていてバックの海との組み合わせがカッコ良しでした。


    和光丸

    3時間弱の島内1周サイクリングを終え自転車を返しに行ったのですが、店内を見回しても店員さんが見当たらない。

    受付台を見ると右の画像の書き置きが…。「自由に戻してください」って素敵すぎる!島の雰囲気が現れてますよね。

    ロンババ浜

    ロンババ浜

    天売港内の食堂で昼食をいただいた後帰りのフェリーの出港まで時間があるので近くの売店で磯ガニの餌を買って港から歩いて5分くらいの場所にあるロンババ浜へ移動

    更衣室や簡易トイレなど戦後の雰囲気を漂わせつつも時間つぶしには最高のポイントです。時間を忘れて磯ガニ釣りに夢中になっちゃいました。


    帰りのフェリー

    帰りのフェリーは予定通り13時25分に出港

    今回は大きく揺れることもなくフェリーと並走するカモメと船旅を楽しむことができました。


    2016年1月1日

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