山行記録 『富良野岳』
概要 |
出典「富良野岳」『ウィキペディア』2016年7月4日現在 |
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標高 |
1911.90m |
主な登山ルート |
出典『富良野岳登山マップ | 国立大雪青少年交流の家』 |
リンク |
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登山形態 |
ピストン |
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日程 |
2016年7月3日(日帰り) |
ルート |
十勝岳温泉〜三段山分岐〜安政火口入口 標高差:640m |
メンバー |
2名 |
アクセス |
自家用車 |
地図 |
十勝岳温泉登山口
仲間内で利尻山登山の話が持ち上がり、その練習のため白羽の矢が立ったのが今回の富良野岳!往復5時間くらいの行程で練習にはちょうどいいかなと。ロープウェイを使って旭岳という案も出ましたが、どうせなら登ったことがない山をやりたいということでここに決定
当日の天気予報は雨のち曇り。普段なら雨の日の登山はやらないのですが練習登山ということもあり経験を積むために決行しました。何と言っても今回はソロではなく頼りがいのある仲間が一緒なので大丈夫と判断
当日は雨の予報のおかげかこのシーズンにしては珍しく駐車場はスカスカ。登山口のある十勝岳温泉凌雲閣までの道路は多少狭いところもあるけど舗装されていてすんなりと来ることができました。最寄り駅の上富良野駅からは20キロ強、1日3往復ですがバスも出ているようです。
駐車場横の登山口にある登山ポストで必要事項を書き込み7時20分登山開始。地面にはわかりやすい表示もあります。
天候は雨というよりは霧。蒸れるのが嫌でレインウェアは着ませんでしたが、寒さ対策にとソフトシェルを着用
安政火口入り口までは観光客のために遊歩道が整備され比較的歩きやすくなっていますが、石がゴロゴロしているので普通の靴で歩く場合は注意が必要です。
三段山分岐
20分ほどで最初のポイント三段山分岐に到着しました。休憩する予定はなかったのですが少し体が温まってきたのでソフトシェルを脱いで温度調節
登山を快適に楽しむためには面倒くさがらずこまめに脱ぎ着するのがポイントです!
分岐を示す標識は草で半分隠れていて、三段山への登山道は閉鎖され草も茂ってました。
安政火口入口(富良野川)
三段山分岐から10分で富良野川に到着
天候が良ければ安政火口から立ち上る噴煙を見ることができたはずなんですが、天気は大崩れしないものの視界が悪く何も見えませんでした。
富良野川といっても普段は涸れ沢でこの日も水は流れていませんでした。
上ホロ分岐
上ホロ分岐の写真撮るの忘れた!といよりもどこが上ホロ分岐だったのか思い出せません。思い出せないのになぜ通過時間がわかるのかというとスマホアプリ「YAMAP」の記録がそうなっているからです。口では説明しにくいのですが、PC版では山行記録のグラフ上にマウスのポインターをあわせるとその時地図上のどの地点にいたのかがわかってしますのです!しかも無料!恐るべしYAMAP!! 今回も一応地形図は持って行きましたが現在地を確認する時に見るのはスマホばかり。スマホで現在地を確認してから地図でその地点を探すという始末でした(-_-;いざという時のために読図ぐらいできるようになっておかなければいけないのですが…
さて、三段山分岐から上ホロ分岐までの間に幾つかの雪渓がありました。長くても20mほどだったのでアイゼンを付けるほどではないとは思いますが、雪解けが激しく踏み抜きそうな箇所がいくつもありました。川に落ちて全身ずぶ濡れとい事態だけは避けたかったので慎重に道を選びました。
富良野岳分岐
歩き始めてから100分強で富良野岳分岐に到着。同行者が健脚すぎるためここまで着替え以外の休憩はなく、ここでやっと腰を下ろしての休憩
十分な広さがあり大勢での休憩も問題なさそうです。遠目から全体像をパシャりとしたかったのですが、少し離れると雲で霞んで見えづらくなってしまうので近場から写したらよくわからない画像になっちゃいました。
ここ富良野岳分岐は富良野岳方向と上ホロカメットク・三峰山方向への分岐点。富良野岳〜三峰山の縦走だとただのピストンに比べ約プラス2時間を見なければいけません。今日は今年初の登山ということで無理はせずに富良野岳へと進みました。
標高も上がり風も出て寒くなってきたのでピークシェルを着て出発
登山をしていていつも感心するのが登山道。木の階段が整備されていたり迷わないように看板や柵が設置してあったりと本当に頭が下がります。感謝!山を傷つけるなとか自然のままの山を歩きたいという方もいるかとは思いますが、比較的安全な登山を楽しみたい僕としては感謝するのみです。
富良野岳分岐を出て10分もしないうちにピークらしき山が見えてきました。「あれ?もう着いたの?意外と早かったねぇ」なんてことを言ってしまったのですが、地図をきちんと見ていればこんなセリフがでるはずもなく…。直近まで行ってからそれが見間違えだったと気づきました。雲で先が見通せないからこんなこともあるよなと自分たちを慰め、ぬか喜びしたのを反省しながら歩くとまた10分ほどでピークが。今度こそ本物だと思い近づくとまた違うというやり取りを数回繰り返してやっと富良野岳に登頂しました。無駄に疲れました。
富良野岳
登山口から2時間15分で富良野岳山頂に到着しました。
天気が良ければ三峰山、上ホロ、十勝岳、旭岳などが見渡せるそうなんですが、今回は練習ということで景色は二の次と自分に言い聞かせつつも奇跡的に晴れてくれないかなと願ってました。が、願いむなしく360度雲の中。残念
先着が2組ほどいたのですが十分なスペース(10畳くらい?)があったのですぐに腰を下すことができました。
図らずも定番となってしまった山頂でのコンビニおにぎりを頬張り、記念撮影をして下山開始
十勝岳温泉登山口
登りは標準タイムの1.5倍ほどスピードで登れるのに、下りはいつも標準タイムで下りてきてしまう。なんでだろう?
下山途中、旭岳から十勝岳温泉まで4泊の縦走をしているという道外からの3人のグループに出会い話が弾みました。いつかはやってみたいなとは思いつつも「仕事はどうしたんどろう?」「お金はどれくらいかかるんだろう?」「トイレは?」「この人たちはどういう関係なんだろう?」と質問しづらい余計なことばかりが頭に浮かび、その後登山口までそのことが頭から離れず時間記録のための写真を撮るのも忘れ、あっという間に登山口に到着
駐車場脇の水場でドロドロになった靴を洗い、荷物を車に載せ必要なものだけを持って凌雲閣へと急ぎました。
不定休で日帰り入浴は朝8時から夜8時まででレストランや休憩室もあり、宿泊もできるそうです。入浴料は800円と山価格でしたが登山後の体を癒すために入らずにはいられません。
少し長めのお湯に浸かり帰路へとつきました。
2016年7月7日