山行記録 『ホロホロ山』

ホロホロ山の概要

概要

ホロホロ山(ホロホロやま)は、北海道伊達市大滝区と白老郡白老町にまたがる標高1,322.4 mの火山である。すぐ隣の徳舜瞥山と双耳峰を成しており、一等三角点(点名「徳心別山」)が若干標高の高いホロホロ山頂側に設置されている。支笏洞爺国立公園内にあるのはホロホロ山のみで、徳舜瞥山は含まれていない。胆振総合振興局内の最高峰であり、伊達市および白老町、共に各市町内の最高峰でもある。

山名はアイヌ語で「甚だ大いなる川」を意味する「ポロポロ・ペッ」に由来する。北海道道86号白老大滝線(四季彩街道)からの直登ルートが白老側にあるのに加え、大滝側からも徳舜瞥山経由の縦走路がある。また、北湯沢温泉 湯元ホロホロ山荘の名の由来となっている。

「ホロホロ山」『ウィキペディア』2016年10月17日現在

標高

1,322m

主な登山ルート

  • 白老コース
  • 徳舜瞥山経由コース
  • 登山形態

    ピストン

    日程

    2016年10月8日

    ルート

    白老コース

    標高差:692m

    メンバー

    2名(姉弟)

    アクセス

    マイカー

    地図

    ここに地図が表示されます

    リンク

    登ろういぶりの山 山登りまち巡りガイド-ホロホロ山- | 胆振総合振興局産業振興部商工労働観光課

    コースタイム

    登山口までの道

    なぜか今年になって山登りに興味を持ち始めた姉を誘って今年最後になるであろう登山へ。

    山は我が心の故郷白老町の「ホロホロ山」です。ホロホロ山に初めて登ったのは小学校3年生の時。町が主催するサマーキャンプのイベントの一つでした。小学生でもそれほど苦労なく登れた記憶があったので登山を始めたばかりの姉でも行けるだろうと思ってホロホロ山に決定!

    比較的難易度の低い登山ではありますが非常時を思いツェルトやエマージェンシーシート、そして姉が「頂上でカップラーメンを食べるのが夢なの(≧∇≦)」と言っていたのでケトルとストーブ、ガスを持って準備もOKです。

    ホロホロ山近くのトイレ

    白老町側からホロホロ山へは白老町と旧大滝村を結ぶ道道86号線を走るのですが海岸沿いの国道36号線から20キロ以上走ることになります。登山道入り口の数キロ手前に広い駐車場を備えたトイレがあります。登山口付近や登山道にトイレはないのでここで最後の用を足しておくことをオススメします。


    登山道入口の看板

    道道86号を突き進むと道路脇に登山道入口の看板が現れます。小さいので見落とさないでください。実際の入口は看板が設置してある車線の反対側です。

    登山道入口を通過すると登山口までの約4.5kmの不整地を進みます。途中何度も車の底を擦る「ゴリッ」「ガリッ」という音が聞こえヒヤヒヤしました。ちなみに昨年のゴールデンウィークにも一度登ろうとしたのですが、その時は残雪が多く登山道入口から1kmも進まないうちに引き返すことになりました。

    ホロホロ山登山口の駐車場

    慎重に車を進めること30分ほどで登山口に到着。ここには車が6~7台停められそうな駐車場があります。この日は天候に恵まれなかったためか先客は2組だけでした。

    登山口〜山頂

    ホロホロ山登山口 オッカヨの沢

    駐車場でパパッと登山の準備を済ませ姉に登山届けを記入してもらっている間に撮影を済ませいざ出発!

    5分ほど歩くと最初の見所(?)『オッカヨの沢』が現れました。風景はもちろん良かったのですが驚いたのはその看板です。通常はあっても木の看板だと思うのですが、ここは山頂までの各ポイントの看板が御影石でできているんです。すげ〜っす!

    ロープを使って

    コースは1合目付近までは沢を渡ったり急登だったりと予想外の道が続きましたがそれもほんの少しの間だけです。道はよく手入れされていて道幅は1~1.5m程もあり歩きやすい。ただ前日は雨だったためぬかるんでいるところも多々あり滑りやすく注意が必要でした。

    歩き始めて30分ほど経った頃あることを思い出しました。昨夜仕事で帰りが遅くなったため当日の朝に急いで登山準備をしたのですがストーブに火をつけるためのライターが見つかりませんでした。でもまぁ姉が喫煙者ということもあってその点は大丈夫だと思っていたのですが一向にタバコを吸う気配がない。心配になって「ライター持ってきてるよねぇ?」と聞いたら「持ってきてないよ!タバコ控えてるんだ」とまさかの返答(-.-;) というわけで姉の念願だった頂上でカップラーメン計画もなくなり温かいものが口にできないことがわかり姉弟揃ってテンションだだ下がり。大した打ち合わせもなく荷物を相手に期待した自分を恨み至極反省しました。

    ウムレク(夫婦)の松 ピリカ(乙女)の沢 ホクサッペ(後家)の松 4.5合目 ヌペルーラン(涙坂) マチャッペ(男やもめ)の松 タツニタイ(白樺)見晴台 カンナリ(かみなり)のかんば ホロホロ山山頂手前 展望

    雲に囲まれていたせいで頂上まで特にこれと言ったイベントもなく到着。天候に恵まれモノの準備をきちんとしていれば7合目のタツニタイ見晴台で眺望を楽しみながら温かいコーヒーを飲みながら休憩ということもできたのでしょうが…

    ホロホロ山山頂

    ホロホロ山山頂記念撮影

    出発から2回の休憩を挟み約2時間で頂上に到着

    頂上からはすぐそばの徳舜瞥山すら見えず風もそこそこ強い。風で倒れそうになるカメラ(iPhone)を見て笑いながらの記念撮影。その後、寒さをしのぐため窪地に入って冷えたおにぎりとドーナツで腹ごしらえです。

    子供の時は喧嘩ばかりしていて、まさか姉弟2人だけで山に登るなんて考えたこともなかった。でも2人で登れてほんと良かった!次に繋がるそんな山行でした。

    下りは約1時間40分

    途中ぬかるみに足を取られ尻餅をつき「やだぁもう〜」と言う姉の声を2度聞いて無事下山

    そんな姉の足元はL.L.Beanのビーン•ブーツ。アウトドアだけどちょっと違う。登山靴の重要さを話しながら無事帰路につきました。


    2016年10月24日